(書評)『鉄道と愛国 中国・アジア3万キロを列車で旅して考えた』 吉岡桂子〈著〉

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 冒頭に、鉄道は国家と個人、歴史と現在の交差する場とある。本書はその通りの書で、新聞記者として、あるいは一人の鉄道マニアとしての目で、日本の新幹線の対外進出(特に中国)、その後のアジア諸国への進出競争、各国の鉄道状況も乗車体験で描写している。

 鉄道は人と物資を運ぶわけだが、それぞれの国の文化、生活…

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