(現場へ!)オーウェルの道・前編:4 元炭鉱労働者が歌う悲哀

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 元炭鉱労働者カール(50)は、パブの人気者だ。ジョッキ片手に店内の全員に歩み寄って話しかける。私は路線バスの乗り継ぎの間、バーミンガムとマンチェスターの間にある住民2千人ほどの集落コーベンのパブに立ち寄っていた。

     *

 一帯は炭鉱地帯だった。産業革命を支えた石炭が採れ、総称として「ブラッ…

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