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　きょう、朝ポキは３周年を迎えました。２０２０年８月６日に本格的な配信を始め、合計で番組は２８００本、配信時間は１７００時間、再生回数は６千万回を超えました。

　音声ならではの報道とは。「ニュースの現場から」で配信した「マイナンバー問題の深層」は、象徴的な回でした。情報法制研究所の高木浩光副理事長をゲストに迎え、収集されるデータが増えると、不用意な関連付けで差別や不法行為が起き得る問題に迫りました。丁寧に背景を読み解き、前後編で計３時間１５分あります。それでも８割の方が最後まで聞いて下さいました。

　ネットの朝日新聞デジタルも行数の制限なく記事を載せられますが、第一段落で離れる人も多く、長くなるほど読む人は減ります。ユーチューブも最後まで見る人は１～３割。聞く耳を持ってもらえるメディア、それがポッドキャストなんです。

　とは言え、まだよちよち歩きの３歳児。誕生日祝いと思って、何か１本聞いてもらえませんか。ＱＲコードからどうぞ。きっとあなたも気に入る番組があるはずです。（神田大介）

　◇朝日新聞ポッドキャストは、音声によるニュース解説。硬軟さまざまな話題を、取材した記者本人が解説します。愛称は「朝ポキ」です。