(日曜に想う)ホテルの窓枠から歴史をのぞく 論説委員・国末憲人

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 そびえ立つ駅舎は、その威容から「山のタイタニック」と称された。

 戦前のフランススペイン貨物輸送は、ピレネー山脈を越える鉄道が主流だった。線路幅が異なる両国の荷物は、トンネルのスペイン側出口に設けられた「カンフラン国際駅」で積み替えられた。1928年完成の駅舎は間口241メートル。この路線のに…

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