(時事小言)「夢遊病者たち」の描く予期せぬ戦争 米中経済安保、平和の危機 藤原帰一

有料記事藤原帰一の時事小言

[PR]

 戦争にはならないだろう。仮に戦争が起こったところで大戦争には至らず、早く終わるに違いない。そのような期待を抱く各国が夢遊病者のように戦争に引き寄せられ、世界戦争に突入し、想像をはるかに超える犠牲と破壊を生み出してしまう。歴史家のクリストファー・クラークが『夢遊病者たち』で描いた、第1次世界大戦開戦…

この記事は有料記事です。残り1736文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら