(社説余滴)GDPギャップ論の虚実 大日向寛文

有料記事社説余滴

[PR]

 サギをカラスといいくるめるとはこのことだろう。政府は先月末に経済対策を決めた。岸田首相が説く国費の規模を29兆円とした理由には、合点がいかない。

 経済対策の検討の最終盤で、首相は財務省が提示した25兆円の案を拒み、更なる上積みを求めた。決着した29兆円は、コロナ禍が猖獗(しょうけつ)を極めていた…

この記事は有料記事です。残り779文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載社説余滴

この連載の一覧を見る