(多事奏論)転向者の弁明 寝起きの悪い政治家を起こそう 高橋純子

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 我こそは聞く力がある者である。そう自称する男がいた。ある日、聞く力がある男は権力を欲し、魔女に口を捧げることでその座を射止めた。聞く力がある男は己の思想と、口が勝手に発する言葉とのギャップに苦しんだ……りはせず、思想はすぐに口の僕(しもべ)となった。ある日、聞く力がある男はかつての自分を知る者に「…

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