(作家の口福)いなり寿司 畠中恵

有料記事作家の口福

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 時々ふと、いなり寿司(ずし)が食べたくなる。

 一人暮らしを始める前は、親と一緒に、せっせとあげを煮て、一遍に沢山(たくさん)作っていたように思う。うちの親が作っていたいなり寿司は、三角で、お揚げは薄味。ご飯は酢飯、白ごまが入っていたように覚えている。

 お揚げが三角で、比較的淡泊な味だったから…

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