朝日新聞デジタル
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語る 人生の贈りもの
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1969年、東京での日本デビュー公演。満席の観客を前に楽しむことより気負いが勝ってしまい、「完璧だが悔いの残る」演奏となった
■ギタリスト・荘村清志
《1968年、帰国の途に。翌年3月に、日本でデビューリサイタルを開くことが決まる》
留学中にも、イエペス先生の命を受け、イタリア各地で18日間19公演という怒濤(どとう)のようなツアーをしたことはあります。大喝采からぱらぱらの拍手まで、聴衆の反応を楽しむ余裕もありまし…