(平成ベスト本)坂井豊貴さんが選ぶ 豊かさと退廃の戦場を生きる
(1)岡崎京子著『リバーズ・エッジ』(宝島社、1994年刊) バブル崩壊後の一時期、文化の爛熟(らんじゅく)があった。豊かさと退廃とが混じる少年少女の日常と、それが風船のように「ぱちん」とはじけるさまを岡崎は描き切る。「平坦(へいたん)な戦場で僕らが生き延びること」をテーマとする、切実な作品。
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(1)岡崎京子著『リバーズ・エッジ』(宝島社、1994年刊) バブル崩壊後の一時期、文化の爛熟(らんじゅく)があった。豊かさと退廃とが混じる少年少女の日常と、それが風船のように「ぱちん」とはじけるさまを岡崎は描き切る。「平坦(へいたん)な戦場で僕らが生き延びること」をテーマとする、切実な作品。
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