(どこからか言葉が)夜のstill life 谷川俊太郎

有料記事どこからか言葉が

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籠に盛られた果物の絵(作者不詳)

絵葉書(えはがき)になって小さな額に入っている

私を傷つけた昔の文面は見えない

限りなく本物に近い黒光りする拳銃

充電中の開かれたスマホの微光

 

亡父が使っていた大きな拡大鏡

伏せられた日記(記されたあの午後の記憶)

夢だったかもしれないと今は思う

指紋がついてい…

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連載どこからか言葉が

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