(核といのちを考える 遺す)12の病、地獄を生きてきた

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 病気との追いかけっこ。山口シマ子(94)はベッドの上でつぶやいた。一人娘の長女(65)と暮らす兵庫県明石市のマンション。横たわる山口のそばには、被爆者健康手帳があった。

 被爆当時の急性症状を記した欄の下には、2005年に手帳を更新した際に山口が書いた病の名がびっしりと並んでいた。肝臓炎、虚血性心…

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