東京都知事選、全く見えぬ構図 小池百合子氏と「借り」ある自民は?

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太田原奈都乃 本多由佳 土舘聡一 松田果穂

 首都のトップを選ぶ東京都知事選(7月7日投開票)の告示まで20日で1カ月。主な動きは広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)の立候補表明だけで、選挙戦の構図は見えてこない。焦点は、現職で2期目の小池百合子氏(71)と、裏金事件で逆風下にある自民党の動向だ。今後の動き次第で、国政の与野党対決となる可能性もある。

 「色んな声を受け止めて、皆さんにはちゃんと話します」「またお願いします」。14日に都内であった支援者の会合で、出席者によると、小池氏はこう語った。6月20日告示の都知事選について直接の言及はなかったという。

 支援候補が惨敗した衆院東京…

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    前田直人
    (朝日新聞デジタル事業担当補佐)
    2024年5月18日23時35分 投稿
    【解説】

    一般的に、首長選においては知名度の高い現職が有利ということは言えます。とりわけ有権者数が多く、地縁血縁のしがらみがさほど強くない東京は特殊です。新顔が一気に浸透するためには、よほどの知名度やインパクトが必要になります。 国政政党との距離感

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