水原容疑者、有罪認める合意 大谷選手の口座から不正に26億円送金

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ニューヨーク=中井大助

 米連邦検察は8日、大リーグの大谷翔平選手の通訳だった水原一平容疑者(39)が、違法賭博の負け分を支払うため、大谷選手の口座から不正に1700万ドル(約26億5千万円)を送金した銀行詐欺罪などを認めることで合意したと発表した。14日にもカリフォルニア州ロサンゼルスの連邦地裁に出廷して、正式な罪状認否がある見通し。

 担当の検察官は「容疑者の詐欺と盗みの範囲は巨大だ」とする声明を発表。「信頼ある立場を利用して大谷選手につけ込み、危険な賭博習慣を続けた」と述べ、大谷選手が被害者であることを強調した。

 検察によると、水原容疑者は虚偽の納税申告をした罪も認めるという。銀行詐欺は最長で禁錮30年、虚偽納税申告は最長で禁錮3年の刑があり得る。

 検察が公表した資料によると…

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