みんなで届けたい、「し泡せ」を シャボン玉オヤジは夢見る

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西田有里

 東京や神奈川の公園でシャボン玉を飛ばして20年弱。知る人ぞ知る「シャボン玉オヤジ」が4月、クラウドファンディング(CF)で支援を募り始めた。その名も「みんなでつくる『し泡(あわ)せ届け隊』」。大空を舞うシャボン玉で、子どもたちに元気や癒やしを届けたいという。

 「オヤジ」は週末を中心に、世田谷区の二子玉川公園や川崎市の生田緑地などに「出没」する。本業はグラフィックデザイナー。本名や年齢は明かしていない。

 2本の釣り竿(ざお)の間にプラスチックのチェーンをつけた手製の道具をあやつる。風を読み、オリジナルの液をつけた竿(さお)を振り上げると、大小さまざまなシャボン玉が大空に舞い上がる。先月上旬、立川市の小学校跡地で披露すると、笑顔の子どもたちが泡を飽きることなく追いかけ回した。

■幸せな空気も膨らませたくて…

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