聞こえなくても大丈夫、一緒に楽しむ手話盆踊り 目標は万博での披露

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甲斐江里子
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 聞こえる人も、聞こえない人も一緒になって楽しめる社会に――。そんな思いで手話を振り付けに取り入れた盆踊りを作り、広めようとしている人たちがいる。

 4月初旬のある夜、大阪市北区・中津の集会所に小学生から70代までの20人ほどが集まり、円になっていた。「『痛い』という手話は指を少し曲げ、手のひらを上に向けて揺らします」。「手話エンターテイメント発信団oioi」の石田竜士さん(38)が手話を教える。振り付けが手話のオリジナル盆踊り「手話ダイジョーブ音頭」の練習会での一幕だ。

 「音頭」ができあがったのは2年ほど前。oioiや、中津のまちづくりなどに携わる坂本秀和さん(53)は中津を「手話の街」にしようと活動している。そんな中、子どもからお年寄りまで、より多くの人に手話に楽しんで関わってもらうには盆踊りがいいのでは、と思いついた。

 「♪ダイジョーブ! 支え合…

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