レインボーフラッグ持つイスラエル兵に衝撃 ガザ侵攻に声あげた若者

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渡辺洋介
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 東京都の書店員、皆本夏樹さん(25)=活動名=は4月中旬、東京・新宿駅前にいた。イスラエルガザ侵攻に抗議するデモ。同世代の若者と駆けつけ、「占領、やめろ」「今すぐ、停戦」と声を上げた。

 2023年10月、イスラム組織ハマスによる奇襲を機に、イスラエルのガザへの侵攻が始まった。病院で泣き叫ぶ母親。血だらけになった赤ちゃん。スマホの画面から、痛ましい動画が次々飛び込んできた。

 なかでも、性の多様性の象徴である「レインボーフラッグ」を、イスラエル兵が装甲車両の前で掲げている写真に目を疑った。イスラエルの公式アカウントが「平和と自由を求める」とコメントをつけていた。

 イスラエルの攻撃で、パレスチナの市民が巻き添えになっている。それなのに「性的マイノリティーに優しい国だと主張して、戦場での虐殺を覆い隠そうとしている」。許せないと思った。

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