夕日にほえるゴジラ岩 映画の影響で観光客が増加 秋田・男鹿

阿部浩明
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 【秋田】夕日に浮かび上がるシルエットは、まさしくゴジラ。あの咆哮(ほうこう)が聞こえてきそうだ。

 男鹿市中心部から西に約12キロ。潮瀬崎の岩礁に、高さ約10メートルの「ゴジラ岩」は立っている。映画「ゴジラ-1.0」(山崎貴監督)の米アカデミー賞視覚効果賞受賞を機に、人気がさらに上向いているという。

 地元で「怪獣岩」などと呼ばれ、知る人ぞ知る存在だったが、20年ほど前から市が観光スポットとしてPR。案内看板を設置し、駐車スペースの整備も進む。

 「映画の影響でしょうね。このところ、ゴジラをリクエストする観光客が増えた」とタクシー運転手。週末には県外ナンバーの車も目立つ。

 5月から西海岸周遊クルーズの運航が始まる。「海上から眺める表情も一興」らしい。(阿部浩明)

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