トヨタ、米国で2カ所目のEV生産拠点 インディアナ州で26年から

稲垣千駿
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 トヨタ自動車は26日、米インディアナ州の工場に14億ドル(約2200億円)を投資し、2026年に新型の電気自動車(EV)の生産を始めると発表した。米国での現地生産はケンタッキー州の工場に続き2カ所目。将来的なEVの需要増に応える体制を整える。

 生産するのは3列シートのSUV(スポーツ用多目的車)。ノースカロライナ州で建設中の工場でつくる電池を載せるために、電池をパックに組み立てる生産ラインを工場内に新設する。ケンタッキー州の工場でも3列シートのSUVを生産する計画だが、別の車種だという。

 一方、関係者によると、ケンタッキー州での現地生産は、開始時期を当初予定の25年から26年に先送りする可能性がある。ダイハツ工業豊田自動織機などグループ内で不正が相次いだことを受け、生産や新車開発の負担を再点検する方針を掲げている。不正が起こりにくい環境づくりを優先する。(稲垣千駿)

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