首相、生成AIの国際枠組み創設表明へ OECDで来月2日に演説

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長崎潤一郎
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 岸田文雄首相は5月1~6日の日程で、フランスブラジルパラグアイを訪問する。フランスでは経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会で演説し、人工知能(AI)をめぐる国際的な枠組みの創設を表明する見通しだ。

 日本は今年、OECD加盟から60周年となり閣僚理事会の議長国を務めている。日本の首相が演説するのは、加盟50周年だった2014年の安倍晋三首相以来10年ぶりとなる。

 岸田首相は2日に演説し、生成AIをめぐるルール整備の必要性を訴える。生成AIは利便性の半面、偽情報の拡散などのリスクも抱える。昨年5月の主要7カ国首脳会議G7広島サミット)で打ち出した国際ルール「広島AIプロセス」への賛同国を拡大し、具体的な取り組みを推進する「フレンズ(友好国)」会合の新設を打ち出す方針だ。フランスではマクロン大統領との首脳会談も実施する。

 南米のブラジルとパラグアイ…

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