近鉄GHD新社長に若井氏 小林会長は相談役 過大請求問題経て一新

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森下友貴 西村宏治
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 近鉄グループホールディングス(GHD)は25日、都司(つじ)尚社長(66)が会長となり、後任に若井敬専務(64)が就く人事を発表した。社長と会長を計17年務めた小林哲也会長(80)は取締役相談役となる。6月に予定する株主総会で正式に決める。

 若井氏は1983年近畿日本鉄道(現近鉄GHD)に入社。主に経理畑を歩んだ。2013年からグループの近鉄不動産の役員を務め、16年にGHDの経理担当取締役、21年からはGHDの経営戦略を担当した。

 若井氏は同日の記者会見で、「グループの中心となる鉄道会社は安全が重要で、失敗してはいけない文化。一方で他の不動産や流通、ホテル、レジャー、運輸などは、失敗を恐れず挑戦することで成長していく分野。見通しにくい経営環境だが、さまざまな課題に挑戦したい」と語った。

 若井氏を選んだ理由について…

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