カタール知る谷口彰悟、鍵は「粘り強く」 五輪かかる後輩にエール

アルラヤン=照屋健
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 サッカー男子の23歳以下(U23)日本代表は25日、パリ・オリンピック(五輪)アジア最終予選を兼ねたU23アジア杯の準々決勝で、開催国のカタールと対戦する。負ければ、五輪の連続出場が7大会で途絶える大一番を前に、同国リーグのアルラヤンでプレーする日本代表DF谷口彰悟(32)が取材に応じ、「後輩」たちにエールを送った。

 自身は、24日に本拠地であったアルアハリ戦に出場。日本代表の森保一監督が視察する前で、CKから今季初得点を決めた。「カタールで初ゴールだったので、ちょっとふわっとしました。点を取れたのはよかったですけど、それ以外は反省点が多かったゲーム」と振り返った。

 U23日本代表が対戦するU23カタール代表には、リーグ戦で対戦したり、アルラヤンでともにプレーしたりする選手が並ぶ。MFにはスピードがあり、俊敏性の高い選手がいると分析する。一方、90分を通じた集中力に課題があるのがカタール選手の傾向だといい、「日本が粘り強くやり続ければ、おのずと相手も分断されていく」とみる。

 大会期間中は宿舎を訪れるなど、日本の後輩たちを気にかけてきた。川崎フロンターレで共にプレーし、同じセンターバックだった19歳の高井幸大については「ラインコントロールも率先し、リーダーシップをとってやっている。頼もしくなった」。

 初戦の中国戦で退場したDF西尾隆矢(セレッソ大阪)とは、スタンドで一緒に試合を観戦。「勝ち上がれば(出られる)可能性はあるから」と声をかけたという。

 カタールはA代表がアジア杯で2連覇中の実力国。難しい試合になることを想定しつつも、後輩たちにこう期待を込めた。「アウェーの雰囲気にのまれず、審判を含めてコントロールできれば、勝つことはできる」(アルラヤン=照屋健)

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