「日米一体化を進めるべきだ」日米首脳共同声明を読んだ元海将の結論

有料記事読み解く 世界の安保危機

聞き手・牧野愛博
[PR]

 岸田文雄首相とバイデン米大統領は10日(日本時間11日未明)、ワシントンで首脳会談を行い、共同声明を発表しました。米ハーバード大アジアセンターのシニアフェローなどを務めた池田徳宏元海将は「日米は中国との戦争を目指していない」としたうえで、「だからこそ、日本は米国との一体化を目指す必要がある」と語ります。

 ――日米共同声明は「防衛・安全保障協力の強化」を唱えました。

 ロシアによるウクライナ侵攻や中東での戦乱、最近ではイランがイスラエルを攻撃するなど、通常兵力による武力紛争のハードルは明らかに下がっています。日米は中国を念頭に、インド太平洋地域で紛争を抑止する姿勢を明確にするために日米安保協力を強調したのだと思います。

■「米中の戦争に巻き込まれる…

この記事は有料記事です。残り1761文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら