独英首脳、安全保障の協力強化で共同文書 兵器調達や防空態勢で連携

有料記事

ブダペスト=寺西和男
[PR]

 ドイツのショルツ首相は24日、ベルリンを訪問した英国のスナク首相と会談した。兵器調達や欧州の防空態勢整備など、両国の安全保障面の協力強化を盛り込んだ共同文書を発表した。文書では「北大西洋条約機構(NATO)への欧州の貢献をさらに強化することが重要」と明記した。

 両首脳は、155ミリ榴弾(りゅうだん)砲の共同調達や、ドイツが主導する欧州の共同防空構想「欧州スカイシールド・イニシアチブ」など防空分野での協力を深める方針で一致。両国の部隊の相互運用性を高めることでも合意した。

 ウクライナ支援をめぐっては「必要な限り、ウクライナへの揺るぎない支援を継続することを約束する」と文書に明記。兵士の訓練やヘリコプターの整備などの面での協力や、ウクライナの防衛産業の基盤強化のために投資拡大を検討していく方針を示した。

 ショルツ首相は会談後の記者…

この記事は有料記事です。残り144文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら