米、4カ月ぶり本格軍事支援 ウクライナに防空能力など1550億円

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ワシントン=下司佳代子
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 バイデン米大統領は24日、米議会が可決した約610億ドル(約9.4兆円)のウクライナ支援を含む法案に署名し、成立させた。これに伴い、直ちに、緊急性の高い約10億ドル(約1550億円)相当の軍事支援を実施する。防空システムや砲弾の不足に苦しんできたウクライナにとって朗報だが、米国政治が停滞したこの半年の間にロシアが攻勢を強め、挽回(ばんかい)するのは容易ではない。

 「数時間以内に装備品をウクライナに発送し始める」。24日朝、前夜に米上院が可決した法案に署名したバイデン氏は、演説で支援を急ぐ意向を強調した。

 米国が今年に入ってウクライ…

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    沢村亙
    (朝日新聞論説主幹代理=国際政治、社会)
    2024年4月26日9時17分 投稿
    【視点】

    米連邦議会がウクライナ支援法案を超党派の賛成で可決した動きをめぐっては、熱烈なトランプ前大統領派だったマイク・ジョンソン下院議長が、いかに共和党内の反対に抗してウクライナ支援の支持にカジを切ったか、その「転向」の経緯を解き明かしたニューヨー

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