ロシアとウクライナが双方の子ども計48人返還で合意 カタール仲介

ウクライナ情勢

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 ロシア政府で子どもの権利を担当するリボワベロワ大統領全権代表は24日、ウクライナ側との交渉で、ロシアにいる子ども29人をウクライナに、ウクライナにいる子ども19人をロシアに帰すことで合意したと発表した。ノーボスチ通信などが伝えた。

 対面の交渉は仲介したカタールで行われ、ウクライナとロシアに滞在し、互いの国にいる家族と再会するべき子どものリストを確定させたとしている。

 ロシアはウクライナ侵攻後、占領地域から子どもをロシア領に強制的に連れ去ったと批判されている。ウクライナ政府は1万9500人以上としているが、最大で30万人にのぼるとの見方もある。リボワベロワ氏は記者会見で、「ロシアに1万9500人のウクライナ人の子どもがいるのはウソだ」と述べた。

 これに関連し、国際刑事裁判所(ICC)は昨年3月、子どもを連れ去った疑いで、ロシアのプーチン大統領とリボワベロワ氏に逮捕状を出した。これに対し、ロシア側は「子どもを安全な地域に避難させた」と主張している。

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