学校や温泉の整備から給食費まで…「原発マネー」で潤う佐賀県玄海町
岡田将平
海に続くように、階段状に田んぼが並ぶ。田植えに向けて水が張られ、この時期は夕日に照らされる光景も見ものだ。
原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定をめぐり、議論が続く佐賀県玄海町。283枚の田んぼが連なる「浜野浦の棚田」は、町を代表するスポットとして知られている。
より多くの観光客を受け入れられるよう、町は今年度、2600万円をかけて周辺の安全対策を実施する。その原資となるのが、佐賀県から支出される電源立地地域対策補助金だ。
佐賀県北西部に位置する人口…
【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら