気象庁の新気象船「凌風丸」お披露目 線状降水帯の予測に活用

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力丸祥子 大山稜
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 気象庁は24日、3月に完成した海洋気象観測船「凌風丸(りょうふうまる)」を東京都港区の桟橋で報道陣に公開した。地球温暖化による海水温の変化や、大雨災害を引き起こす線状降水帯の発生予測につながる水蒸気の観測などを担う。

 初代の「凌風丸」は1937年に配備され、今回、お披露目されたのは4代目。95年から使われた先代の老朽化により、新設された。

 新しい凌風丸の全長は85・63メートルで、最大48人が乗船できる。新たに搭載したプロペラによって操舵(そうだ)性能が向上し、海上の同じ場所に安定してとどまって観測できるようになり、データを集めやすくなったという。電気とエンジンによるハイブリッド型を初めて採用し、燃費も良くなった。

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