自然や文化を肌で感じて 地図とコンパス頼りに思い思いのスタイルで
小幡淳一
北国の冬が終わり、陽気に誘われ、外に飛び出したくなる季節がやってきた。「七ツ森でトレイルロゲイニングを開くんですけど、いかがですか?」。ウルトラマラソンの大会で交流が深まった知り合いからメッセージが届いた。
過酷なレースへのお誘い? 聞くと、自然豊かで歴史ある宮城県大和町の七ツ森を舞台にした誰でも楽しめるイベントだという。
主催者は加藤兵一郎さん(50)。宮城で生まれ育ち、トレイルや長距離のランニングを趣味にしている。
オーストラリア発祥の「ロゲイニング」。地図とコンパスを頼りに、チェックポイントを時間内に回り、得点を競うスポーツだ。コースの選択もペースの設定もすべて自由。参加者たちは地図を片手にスタートした。
七ツ森は大男が山を七つ作っ…