欧州連合(EU)の行政府にあたる欧州委員会は22日、動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の運営会社に対し、デジタルサービス法(DSA)違反の疑いで調査を始めたと発表した。視聴するほどポイントがたまる新機能について、一時的に停止する措置を科す可能性があるという。
同社はこの春から、EU域内ではフランスとスペインで、ティックトックの軽量版「ティックトック・ライト」の提供を開始。18歳以上のユーザーが動画を視聴したり「いいね」をしたりすると、ポイントがたまる「ポイ活」機能が追加された。ポイントはアマゾンなどで現金として使用可能で、日本でも昨年から同様の機能を展開している。
欧州委は同社に対し、18日までにポイ活機能のリスク評価と、依存性などを事前に想定して講じた措置を報告するよう要求していた。だが、同社は「リスク評価はしたが、報告書としてまとめていない」として、期限までに提出しなかった。
「安全性評価できるまで」停止の可能性も
そのため欧州委は、未成年を…
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