米ミネルバ大が東京に8つ目の拠点 来秋学生150人が1年間滞在へ

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増谷文生 編集委員・宮坂麻子
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 4年間で世界7都市に移り住みながらオンライン授業に参加し、企業などと協働プロジェクトを行う。独特な教育が世界的に注目を集める米国のミネルバ大学が22日、東京に2025年9月に8カ所目の拠点を設けると発表した。

 14年に開校した同大にキャンパスはない。世界約100カ国から集まった学生は入学すると、本部のあるサンフランシスコで寮生活をスタート。その後、韓国・ソウル、インド・ハイデラバードドイツベルリンアルゼンチン・ブエノスアイレス、英国・ロンドン、台湾・台北と6都市の寮を移り住みながら、少人数による議論を中心としたオンライン授業に参加する。

 「都市がキャンパス」と考え、滞在する都市などで企業やNGOなどの研究や就業体験に携わるのも特徴だ。学生は、ドイツで女子のテクノロジー教育を推進するプロジェクトや、ソウルで歴史や文化を学ぶプログラムに参加するなどしている。こうした教育が支持され、志願者は年々増加。昨年は約150人の入学者に対し約5千人が受験し、合格率は3%となっている。現在約20人の日本人学生が学んでいる。

 来年9月からは約150人が…

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