地上のガス濃度測定せず 大阪万博会場の爆発事故 協会が再発防止策

[PR]

 2025年大阪・関西万博会場の工事現場で3月末に爆発事故があり、日本国際博覧会協会(万博協会)は19日、工事の作業前に周辺のガス濃度を測定していなかったと明らかにした。再発防止策を講じた上で、22日から火気を使用する工事を再開する予定。

 万博協会によると、事故は3月28日、屋外イベント広場などを設ける「グリーンワールド(GW)」の工区で起きた。地上で溶接作業中に火花が出て、周辺に漏れ出ていたメタンガスに引火して爆発。コンクリート製の床の一部など約100平方メートルが破損した。けが人はなかった。

 現場は廃棄物で埋め立てられた土地で、地下からメタンガスなどが発生している。工事エリアの床下に配管を通すための空間(配管ピット)があり、ここにたまったガスの一部が地上に漏れ出し、引火したという。

 施工者が定めた手順書では…

この記事は有料記事です。残り433文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

2025大阪・関西万博 開催までの歩み

2025大阪・関西万博 開催までの歩み

構想から誘致、開催まで節目の出来事を振り返りつつ、新たな動きを記録していきます。[もっと見る]