「芸術家としての夢」独美術館の従業員、自作画こっそり展示して解雇

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藤原伸雄
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 ドイツ南部ミュンヘンにある欧州最大級の近代美術館「ピナコテーク・デア・モデルネ」で、従業員だった男性(51)が自分が描いた絵画を無断で展示して解雇された。男性は、「この行為が自分の芸術的なブレークスルー(突破)になると期待していた」と話したという。 南ドイツ新聞などが8日、報じた。

 ミュンヘン警察の話として同紙が報じたところによると、美術館の技術職として働いていたこの男性は、2月26日の開館時間外に自分の絵(60センチ×120センチ)をこっそり持ち込み、展示室の壁に飾った。その後、警備員がこの展示を不審に思い発覚、絵は撤去された。

 米CNNによると、無断展示の発覚直後に男性は美術館宛てにメールを送り、「フリーランスの芸術家として、自分の絵を飾った」と「自白」した。

 警備員がミュンヘン警察に通…

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