老犬を施設に預けたいが家族が反対 美輪明宏さんは「犬の気持ちを」

有料記事悩みのるつぼ

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悩みのるつぼ 相談者(60代女性)

 今年18歳になる老犬を飼っていますが、ここ2年ほどでとても衰え、現在は自力では立てず、餌や水も口もとまで持って行かなければならない状態です。一昨年暮れから認知症もひどく夜中にほえ続けるため、1年ほどは家族が交代で一緒に眠っていました。しかし、仕事や家事をしながら夜中に何度も起きる生活を続けて、私が体調を崩してしまいました。

 かわいがってきた愛犬の現状を見ているだけでつらく、私と夫は何のために生きているのか、安楽死で静かに逝かせてあげたい、せめて預かってくれる施設は……と考えているのですが、子どもからは「絶対反対」と言われます。

 その家族にとっては愛犬が私以上に大切だと言うのですが、昼間の面倒はほとんど私がみています。用事のための遠出で犬を短期間だけでも施設に預けようとしても「絶対にダメだ」と言います。

 犬にとっても立てない歩けない状態で、吠えているか薬で眠っているかという、ものすごいストレスだと思います。人間であれば施設でなければ介護できない状況だと思うのですが、私の考えがおかしいのでしょうか?

回答者 歌手・俳優、美輪明宏さん

 私も以前、犬を飼っていましたが、亡くなる前には弱って、病院に連れていって一時入院をさせたり、連れ戻したりを繰り返した経験があります。

 相談者のご家族は、この犬と18年間をも一緒に過ごしてきたとのこと。ということは、愛犬がどれだけ長生きできたとしても、そろそろお迎えです。飼い主として、どう見送るか、重要な局面にさしかかっている状況ですね。いずれにしても、家族が一団となって、この犬のことを考えてあげなければいけないでしょう。

 日々弱っていく犬を見ている…

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