富山湾のホタルイカ豊漁、過去70年で最多 紅ズワイガニは地震の影

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小西良昭
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 富山湾ホタルイカ漁が3月、豊漁だった。水揚げは1153トンで、過去10年平均の3倍。1953年以降で最も多かった。富山県水産研究所(滑川市)がまとめた。日本海沖合で育つときに多く生き残ったことなどが考えられるという。

 市場別では、富山市域496トン、新湊479トン、滑川106トンの順。研究所によると、3月下旬から5月上旬に多く取れるといい、漁獲はしばらく安定しそうだ。

 ホタルイカは春に生まれ、日本海の沖合で育ち、翌春、産卵のため富山湾に戻り、約1年で一生を終える。今春の豊漁はホタルイカが多く生き残り、海流や水温の環境も良く、来遊が増えたためと、担当者は分析する。

ベニズワイガニ漁には地震の影響か

 昨年は不漁で、年間の漁獲量は過去最少の計418トン(平年の28%)だった。日本海側の他産地も豊漁ではなかったという。

 一方、能登半島地震の影響を…

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