学童保育、団地の集会室にも 児童増えスペース足りない…悩む自治体

有料記事

平井恵美 松本千聖
[PR]

学童保育はいま②

 学童保育の待機児童を解消するため、国は施設の整備に本腰を入れる。ただ、都市部では空きスペースがない学校も多く、学校外で条件がよい賃貸物件などを確保するのも一苦労だ。放課後の居場所をめぐって、自治体も頭を悩ませている。(平井恵美、松本千聖)

 市内に12の学童保育「こどもクラブ」を開設する東京都武蔵野市。そのうちの一つ、境南(きょうなん)小学校にある学童保育を訪ねると、校舎内の一角とグラウンドの建物を使って運営していた。

 同市児童青少年課によると、同小がある地域は大規模マンションの建設などで子育て世帯が流入。境南小も児童数が増えている。共働き家庭も多く、今年4月の学童保育の登録者数は187人と5年前の約1・5倍に膨らんだ。

 今年度から校内にあった地域住民の交流スペースを学童保育に改修し、1クラス増やした。今後もしばらく希望者は増える見込みだが、余裕教室(普通教室として当面使う見込みのない教室)は残っていないという。

学校施設の活用、国は促すものの…

 国はこれまで、安全、安心な…

この記事は有料記事です。残り1417文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

ハグスタ

ハグスタ

HUG STA(ハグスタ)は、子育て世代に開いたニューススタンドです。[もっと見る]