広島・秋山翔吾が節目の日に活躍 連敗止め「きっかけとしては十分」

上山浩也
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(16日、プロ野球セ・リーグ 広島11―2DeNA)

 今季初めて1番打者で出場した広島の秋山翔吾が、チームに攻撃の流れを呼び込んだ。

 1打席目は粘って四球を選び、先制の本塁を踏んだ。2打席目は左前安打を放ち、二塁へ今季初の盗塁。3打席目は押し出しの四球を選んだ。勢いづいたチームは今季初の2桁得点を挙げた。

 36歳の誕生日だったこの日、球場にひとり親家庭の13組30人を招待していた。西武時代の2015年から続けている取り組みだ。自身も小学6年生のときに父親を病気で亡くし、ひとり親家庭で育った。

 試合前には、招待した子どもたちにサインをするなど交流会も行い、誕生日の祝福も受けた。「こういう企画をしている以上、1軍でしっかりとした姿を見せないと。自分にとっても、前向きにプラスになるようなことと思っている」と臨んだ一戦だった。

 チームの連敗も止まった。「僕自身の結果だけじゃなく、みんなでつないだ。苦しい時期ではあるけれど、きっかけとしては十分な試合になれば」とうなずいた。(上山浩也)

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