線香はなぜ炎を出さずに燃える? 可燃性ガスの発生が少ないから

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埼玉県・松尾勝さん(82)からの質問

 ののちゃん 家族でお墓参りに行って、お線香をあげてきたよ。お線香ってどうして炎を出さずに燃えていくのかな。

 藤原先生 たしかに不思議だよね。まずは、ものが燃える現象について考えましょう。ものが燃えるには、熱、可燃物、酸素の三つが必要になるよ。

 のの じゃあ、お線香で考えると、着火するときの火が「熱」、お線香そのものが「可燃物」、空気中に「酸素」がある。この三つはそろっているね。

 先生 そうだね。可燃物に熱が加わると、物質が分解され、一酸化炭素などの「可燃性ガス」という燃える気体となって気化する。このガスが、空気中の酸素と結びつく「酸化」という現象が起こると、光や熱が発生するの。これが炎の正体だよ。

ののちゃんは、朝日新聞に連載されている漫画の主人公で、小学3年生。学級担任の藤原先生を相手に、身の回りの不思議を質問します。聞いてほしい疑問はこちらへ。science@asahi.comメールする

 のの お線香の場合は、どん…

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