かまど炊きご飯で勝負する コンサル→直売所 退路断った彼女の選択

有料記事

渡辺純子
[PR]

 田んぼの中にぽつんとある福岡県筑前町の「道の駅」には、平日でも行列ができるレストランがある。名物は毎日かまどで炊き上げるご飯だ。コンサルタントとして立ちあげ前から関わった女性が、いま館長としてもりたてている。

 「道の駅 筑前みなみの里」。レストランのカウンターには旬の野菜で作られた小鉢が数十種類、ずらりと並ぶ。あれこれとお客が選んでいると、威勢のよい声が店内に響いた。

 「かまど炊きご飯が炊きあがりました!」

 スタッフが大きな羽釜を運ぶと、周囲にふんわりと甘い香りが漂う。このご飯は、おかわり自由だ。

 「家じゃ絶対に食べられない味。強火で一気に炊き上げるからでしょうね」。館長の福丸未央さん(56)は胸を張る。

 かまどにくべる薪は火力の強…

この記事は有料記事です。残り1811文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら