ミャンマーの正月を祝う水掛け祭り 軍政への抵抗、支える資金集めも

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平山亜理
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 ミャンマーの正月を祝う水掛け祭りが14日、木場公園東京都江東区)であり、日本に暮らす多くのミャンマー人でにぎわった。北海道や九州など全国から約1万8千人が訪れ、桜が舞い散るなか、民族衣装で着飾った若者や家族連れが、ミャンマーの食べ物やコンサートを楽しんだ。

参加したミャンマー人、3年で倍以上に

 クーデターから3年以上が経ち、恒例の祭りは、国軍への抵抗のための資金を集めるという政治的意味をもつようになった。ポーズ写真を撮るコーナーでは、500円を払うと全額が寄付に回る。麺類や菓子などを売るブースでも、売り上げの全額や一部を寄付し、ミャンマー国内の避難民の援助や、国軍に対抗する組織「国民統一政府(NUG)」の駐日代表事務所などの運営費に使われる。2021年のミャンマー人の参加者は8千人だったが、3年で倍以上になったという。

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