ポルノグラフィティのファン、なぜ広島・因島へ? 移住実態を卒論に

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菅野みゆき
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 瀬戸内海に浮かぶ人口約2万人の因島(広島県尾道市)に、人気バンド「ポルノグラフィティ」のファンが移り住んでいる。

 因島は、メンバーの岡野昭仁さん(49)と新藤晴一さん(49)の出身地。なぜポルノファンが因島に次々と移住するのか。麓(ふもと)穂乃佳(ほのか)さん(22)は県立広島大地域創生学部に在学中、その謎に迫り、研究成果を卒業論文「ポルノグラフィティのファンが聖地・因島に移住するメカニズム」にまとめた。

 麓さんは因島で生まれ育ち、ポルノと同じ因島高校を卒業した。1年生の時には、2人が卒業式にサプライズ登場。2年生の時には、因島の会場から全国に向けたライブ中継で合唱団として共演した。

 親近感はあったが、興味を持ち始めたのは大学に入ってから。3年生のゼミで、島の商店街のにぎわい復活をめざす調査に参加。訪問したレストラン「ペーパームーン」はポルノファンが通い、移住者らが交流する場でもあった。

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