日本ハムがもぎとった1点 「本当に魅力」的な五十幡亮汰の足

北海道日本ハムファイターズ

大坂尚子
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(12日、プロ野球 日本ハムファイターズ1―0オリックス・バファローズ)

 日本ハムの9番打者、五十幡亮汰が自慢の足で、ダイヤモンドを駆け回った。

 六回1死の打席で、中前安打で出塁。2度牽制(けんせい)されながらも二盗に成功すると、敵失も絡んで三塁まで進んだ。

 さらに、打席の郡司裕也がバットを振った瞬間にスタート。前進守備の三塁手・宗佑磨が捕球し、本塁へ送球したが、ひと足早く滑り込んで1点をもぎ取った。

 埼玉県出身。中学時代は陸上競技との「二刀流」で、全国中学大会の100メートル、200メートルで優勝。東京五輪代表のサニブラウン・ハキームにも勝ったことがある俊足の持ち主だ。栃木・佐野日大高から中大を経て、2020年秋のドラフト2位で入団。昨季は70試合でチームトップの17盗塁を記録した。

 この日は、プロ入りから無傷の8連勝だったオリックスの東晃平を相手に、今季2度目の先発出場で猛アピール。「(五十幡の)足は本当に魅力」と新庄剛志監督。本人も「チームの先頭に立って、足でかき回していきたい気持ちがずっとあった。持ち味を生かせた」と胸を張った。(大坂尚子)

 ▼松本剛(日)が途中交代 一回の第1打席で見逃し三振に倒れ、その裏の守備につかないままベンチに退いた。試合後、取材に応じ「ファウルを打ったときに、背中に違和感があった」と話した。

 新庄監督(日) 「投手がいい投げっぷりで、本当みんなたくましく見えた」。2安打での勝利には「0安打で勝ちを目指します」。

 伊藤(日) 6回無失点。「ロースコアの展開だったが、粘り強く投げることができた。的を絞らせないように田宮がうまくリードしてくれた」

 東(オ) 7回1失点で、プロ入りからの連勝が8で止まる。「先制点を許したところは反省点。しっかりと制球できていて全体的にはよかった」

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