学習アプリ開発、タブレット貸し出し 改革続けるそろばん教室の思い

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 教育の基礎は「読み、書き、そろばん」と言われ、全国各地で長い歴史を刻むそろばん教室。しかし近年は少子化や習い事の多様化など逆風に見舞われています。そんな中、ある企業がゲーム感覚で学べるアプリを導入するなど、珠算業界に一石を投じています。

 その企業は、関西で七教室を開くチャイルドスクール(奈良県天理市)。子どもたちは教室の机に置かれたタブレット端末に向き合い、そろばんや暗算の腕を磨く。

 「ゆびラボ」と呼ばれるアプリでは、「79×84」といった計算問題が表示される。生徒はそろばんで計算し、答えを入力。同じ問題を2回連続で間違えると、AI(人工知能)が正しい計算手順を端末上のバーチャルそろばんで解説する。実力に応じて問題の難易度を選んだり、時間制限を設けたりできる。

 コロナ禍をきっかけに生徒1人あたり1台のタブレット端末を貸し出しており、自宅でもそろばんを学べる態勢を整えた。乾勝善社長(51)は「多くの習い事をしている子どもたちも、隙間の時間に取り組める」と説明する。

 乾社長は父親が営むそろばん…

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