息を合わせ一緒に3・11「その時そして」能登のためにできること㊦

有料記事

小泉浩樹=この項おわり
[PR]

 「人口流出を現実のものと認めないといけない。そうしないと復興はうまくいきません」

 陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園近くの会議室。「能登・岩手復興推進ネットワーク事業」で講師役を務めた佐藤一男さん(58)は能登復興に関わる民間経営者や県職員約15人を前に、そう指摘した。

 佐藤さんは陸前高田で避難所や仮設住宅の運営をし、いまはアドバイザーとして震災の経験を伝えるために全国を回っている。伝えたいのは、理想を追い求めるだけではうまくいかないということだ。より良い復興のために「住民の本音を聞いて欲しい」と、その場にいた石川県の復興担当職員に語りかけた。

 NPO「いわて連携復興セン…

この記事は有料記事です。残り894文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら