「人口流出を現実のものと認めないといけない。そうしないと復興はうまくいきません」
陸前高田市の高田松原津波復興祈念公園近くの会議室。「能登・岩手復興推進ネットワーク事業」で講師役を務めた佐藤一男さん(58)は能登復興に関わる民間経営者や県職員約15人を前に、そう指摘した。
佐藤さんは陸前高田で避難所や仮設住宅の運営をし、いまはアドバイザーとして震災の経験を伝えるために全国を回っている。伝えたいのは、理想を追い求めるだけではうまくいかないということだ。より良い復興のために「住民の本音を聞いて欲しい」と、その場にいた石川県の復興担当職員に語りかけた。
NPO「いわて連携復興セン…
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