32年目を迎えているJリーグ。その歴史を通観して浮き上がるのは、韓国人選手の存在感だ。
1993年の開幕時は広島にいた盧廷潤(ノジョンユン)1人だったが、在日コリアンのスポーツライター慎武宏(シンムグァン)さん(52)が調べたところ、昨年までに288人が来日した。
彼らはなぜ日本を移籍先に選んだのか。慎さんは昨年度、早稲田大大学院スポーツ科学研究科の社会人修士コース優秀賞に輝いた論文で、その背景を明らかにした。
慎さんは、自らのインタビューや韓国メディアの記事を分析し、韓国人Jリーガー40人について、移籍動機を1人あたり最大三つまで抽出した。
移籍動機は時期によって変化があった。
日韓がW杯を共催した200…
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