イスラエルに報復のイラン、「リスク」と「威信」の間で迫られた選択

[PR]

 シリアのイラン大使館が空爆された事件でイランが14日、イスラエルに対する報復攻撃に踏み切った。イラン側は軍事施設を標的にしたと強調しており、大規模な被害情報は14日午前11時現在(日本時間)、確認されていない。

 イラン政府の国連代表部は14日、「この問題は終結したとみなすことができる」とX(旧ツイッター)に投稿した。

 投稿は攻撃について、シリアのイラン大使館への空爆に対する報復だったと説明。「イスラエルが再び過ちを犯すことがあれば、イランの対応はさらに厳しくなるだろう」と警告した。

 また、この問題はイランとイスラエルの紛争だとして、アルファベットの大文字で「米国は離れていなければならない!」と強調して記した。

 イランとしてはこの報復攻撃をもって早期に幕引きを図り、米国の介入を避けたい意図があるとみられる。

イランの選択の背景、今後の展開は

 イランにとって、強大な軍事…

この記事は有料記事です。残り921文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

イスラエル・パレスチナ問題

イスラエル・パレスチナ問題

パレスチナとイスラエルの間で激しい武力衝突が起き、双方に多大な犠牲者が出ています。最新の動きをお届けします。[もっと見る]