赤れんが庁舎の仮設見学施設閉館へ 改修進み5月12日まで

松尾一郎
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 北海道は9日、札幌市中央区の道庁敷地にある観光名所「旧本庁舎(赤れんが庁舎)」の仮設見学施設を5月12日に閉館すると発表した。

 この施設では、赤れんが庁舎にまつわる歴史や、改修工事の様子を見ることができ、23年5月6日の一般公開開始から今年3月末までに約12万8千人が来場した。道の担当者は、「閉館後は改修工事の現場を直接見るのは難しくなるが、ホームページで進捗(しんちょく)を見てもらえるように工夫したい」と話している。

 現在進む改修工事は19年12月に劣化した部材の交換や耐震化など目的に始まった。赤れんが庁舎のシンボルともいえる八角塔屋根は22年8月に修理のために取り外され、現在は、仮設見学施設内で間近にみることができる。しかし、改修が進み、八角塔を今年7月に元の位置に戻す必要がでてきたことなどから、仮設見学施設を閉じざるをえなくなった。全体の工事完了は、来年25年2月を予定している。

 仮設見学施設は、来月12日まで無休で午前8時45分から午後6時まで無料公開されている。(松尾一郎)

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