「ぺんぺん草も生えない」工業用地が一転 投資8千億円に地元高揚感

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みちのくの半導体:下

 ぺんぺん草も生えない――。かつてそう言われていた工業用地は、今や東北の将来をも左右する注目の場所に変わった。

 SBIホールディングス(HD)と、台湾の半導体受託生産メーカー「力晶積成電子製造(PSMC)」が半導体工場を建設するのは、宮城県大衡(おおひら)村にある第二仙台北部中核工業団地だ。

 県土地開発公社が造成を始めたのは約30年前の1993年のこと。バブル景気はすでに崩壊。日本経済は、長期低迷に苦しむ。初めて用地が企業に売却されたのは、10年近く経った2002年。翌年、外食大手・すかいらーくグループの工場が建った。

 だが、なかなか後が続かず…

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