ドイツが大麻を条件付き合法化 闇市場対策狙い 学校周辺は使用禁止

有料記事

ベルリン=寺西和男
[PR]

 ドイツで1日、嗜好(しこう)品として少量の大麻の所持や使用を認める法律が施行された。18歳以上の成人は公共の場で25グラムまでの大麻所持などが認められる。政府は、闇市場で粗悪な製品の取引が広がり、健康被害のリスクを高めているなどとして、一定の条件のもとで使用を認めることにした。

 ドイツメディアによると、首都ベルリンにある観光名所のブランデンブルク門前には3月31日夜に大麻使用の合法化を求めてきた団体や若者ら約1500人が集まり、法律が施行される4月1日午前0時を回ると大麻を吸って解禁を祝った。

 法律では18歳以上の成人は公共の場で25グラムまで所持できるほか、自宅で50グラムまでの所持と3株までの栽培が認められる。未成年への影響を避けるため、学校やスポーツ施設の周辺などでは使用を禁止する。

 入手方法も管理し、7月から…

この記事は有料記事です。残り332文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら