幻のハート、富士山と五重塔、三大夜桜 満開待ち遠しい名所を訪ねて

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池田拓哉 佐藤仁彦 北沢祐生
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 満開の桜が待ち遠しい季節がやってきました。名所にまつわる話題を紹介します。

インバウンドにも人気の映えスポット

 富士山五重塔をバックに「はい、チーズ」。山梨県富士吉田市の新倉山浅間(あらくらやませんげん)公園は、1年を通して多くの観光客が訪れる「映えスポット」だ。春に約650本の桜がほころぶと、展望デッキに立つ人々の笑顔も満開になる。

 富士急行線下吉田駅から公園まで歩いて約15分。そこから398段の階段をのぼる。汗ばみながらデッキに到着すると、ご褒美の絶景が広がる。五重塔は、明治時代以降の戦没者の慰霊塔だ。

 記者が訪れた3月27日は陽気に恵まれ、自撮りをする外国人観光客でごったがえしたが、あいにく桜はまだつぼみ。開花はもう少し先になりそうだ。

 園内では3月30日に「桜まつり」が始まった。4月14日までの期間中、公園をスタートして市街地を約1時間歩く「ふじみちさんぽ」が土日限定で開催される。企画した千代(ちしろ)慧さん(40)は「デッキから見える桜の海の、さらに向こうの街も楽しいですよ」と呼びかける。

 レトロな街並みで知られる市…

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